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歯周病とストレスについて
ストレスが歯周病に与える悪影響は大きく分けて2つ考えられます。
1.ストレスが直接歯周組織に与える物理的な影響
私達はストレスを感じると無意識のうちに歯を強く食いしばることがあります。
上下の歯を頻繁に強く噛みしめていると、歯周組織が圧迫され、酷くなると歯牙を破折させることもあります。
その小さな破折線に沿って、歯周病菌が増殖し歯周病を発症させたり悪化させたりしてしまいます。
その結果、歯周組織への圧迫が歯槽骨(顎の骨)の破壊に繋がり、歯周ポケットを深くし炎症を引き起こす原因となります。
2.ストレスによる全身の免疫力の低下
私たちの体は自律神経系、内分泌系、免疫系の3つがバランスを取り合うことで『健康』を維持していますが、
強いストレスにさらされると自律神経系のバランスが崩れてしまいます。
それにより、内分泌系のバランスが乱れ、全身の免疫力も低下し、歯周病菌が増殖し歯周病の悪化へと繋がってしまいます。
『ストレスは全身のあらゆる病気と深い関わりがある』と言われていますが、歯周病も決して例外ではありません。
歯周病を発症・悪化させないためにも、ストレスを溜め込まず、上手に解消することを心掛けましょう!!