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新型コロナウイルス対策

院内での取り組み

新型コロナウイルス対策院内での取り組み

次亜塩素酸水について

次亜塩素酸水は、高い殺菌力を持つ水溶液です。
厚生労働省が定めている次亜塩素酸水とは、殺菌科の一種であり、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)や塩酸を電気分解することによって作られる【次亜塩素酸】を主成分とする水溶液です。
現在、次亜塩素酸水には、強酸性次亜塩素酸水と微酸性次亜塩素酸水があります。

当院で精製している次亜塩素酸水は、微酸性次亜塩素酸水です。ちょっと難しいのですが、厳密に言うと、微酸性次亜塩素酸水は、3%以下の塩酸及び5%以下の塩化ナトリウムを含む水溶液を無隔膜電解槽内で電解して得られる水溶液です。
各種殺菌剤との比較試験(各種微生物についての殺菌効果、食品に対しての殺菌効果)を行ったところ、次亜塩素酸ナトリウム等と同等以上の殺菌効果が得られています。

各種微生物についての殺菌効果

培養した大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、レンサ球菌、枯草菌、 カンジタ、黒コウジカビの各種微生物を、微酸性次亜塩素酸水(pH5.2、有効塩素濃度57mg/kg)に添加し、継時的に生菌数を測定し、殺菌効果を検討したところ、枯草菌以外の微生物に関してはほとんどが死滅しています。(厚生労働省HPより抜粋)

微酸性次亜塩素酸水では、これまで一般的に使用されていた次亜塩素酸ナトリウムの半分以下の有効塩素濃度で有芽胞菌に対し同等以上の殺菌効果が得られているということです。

水中の次亜塩素酸比率

「次亜塩素酸」は、元々私達の体内に存在するものです。身体の中に侵入してくる有害な細菌を白血球が攻撃していることを皆さんご存知だと思います。ということは、体内に入っても安全だということです。 白血球は、「次亜塩素酸」で細菌やウイルス退治をしてくれるとても頼りがいのある存在です。微酸性次亜塩素酸水は、新型コロナウイルスへの殺菌効果が期待できると注目が集まっています。 当院では、治療の前後にその微酸性次亜塩素酸水をミストルームにて浴びて頂き、更にうがいもお願いしております。人体には無害なのでご安心下さい。

厚生労働省 次亜塩素酸水に関する資料1(pdf)

厚生労働省 次亜塩素酸水に関する資料2(pdf)

こんな時だからこそ歯科医院へ行こう

快適な人生は、健やかなお口から!

患者様が安心して治療・メンテナンスを受けて頂けるよう、当院はこれからも様々な取り組みを実施して参ります。

口腔ケアがウイルス感染症に効果的な3つの理由

  • ウイルスの感染を助ける口腔内細菌を減らしてくれる。
  • 口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させる。
  • 口腔ケアでウイルス性肺炎の重篤化を防ぐことができる。

口腔ケアが腸内細菌のバランスを整え、免疫力を向上させます。
ウイルス感染を防ぐためには、身体の免疫力を低下させないことも大切です。
腸内細菌のバランスを整えることで免疫力が高まることは知られていますが、お口の細菌が食道から胃、胃から腸へと移動し、腸内細菌を乱して身体の免疫力を下げてしまう可能性があることも言われています。

QOLの向上

新型コロナウイルスが騒がれている現在において、ウイルス感染の予防観点から外出を自粛し、特に歯科医院に行くことをためらっている方が多いと言われていますが、口腔ケアがウイルス感染を防ぐ効果があるということを知っている人が少ないのが非常に残念でありません。

インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって予防

ここで、興味深い研究結果を紹介します。インフルエンザ感染が口腔ケアの徹底によって予防できることが証明されています。一般的に、あまり知られていませんが、新型コロナウイルスについても口腔内ケアで予防、重症化予防への効果がある可能性が高いと報告されるようになってきています。つまりウイルス感染が懸念される今だからこそ、口腔ケアが非常に重要だということです。

新型コロナウイルスに負けない口腔ケア

歯科医院で治療をしたいけど、「新型コロナウイルスが怖くて歯医者に行けない」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先日のニュースで、外出自粛の影響により間食の増加、不規則な生活習慣、そして歯科医院でのメンテナンスの自粛ということにより、口腔内の環境が劣悪になっているということが取り上げられていました。

「こんな時だから歯科医院へ行こう」でお伝えしましたが、口腔ケアが感染予防に効果的な理由が3つあります。それを、お読み頂くと歯科医院で治療することが身体の免疫力を高めることに繋がるという事とご理解いただけると思います。

虫歯や歯周病は、細菌による感染症です。虫歯や歯周病の方が治療せずにそのまま放置しておいても、身体の免疫力で自然治癒することは決してありません。 更なる虫歯菌や歯周病菌による感染拡大を食い止めるためには早期発見・早期治療することが不可欠であるとともに、そもそも感染しない口腔内環境を作るという『予防処置』が非常に重要です。

もしも、虫歯や歯周病が早期発見・早期治療されないと、口腔内の環境は悪化の一途を辿るばかりです。1本の虫歯が、2本・3本と複数の歯に感染してしまいます。
そして、我慢に我慢を重ねた後に、歯科医院に行ってみると歯の神経や歯自体を失うという患者様が少なくありません。歯や歯肉が痛いと、歯で物を噛むという機能が低下するので、柔らかい物を食べがちになります。これを、「糖質偏重」と言います。糖質偏重食中心の食生活に変化するので、タンパク質不足が進行し免疫力が低下しウイルスや細菌に感染しやすくなり、全身の健康にも影響を及ぼします。

噛む機能が低下すると、全身の健康に影響する

また、口腔内の虫歯菌や歯周病菌ですが、歯肉から出血するとその血管から体内に入り込み全身に運ばれます。更に、食道を通り胃から腸へ、気管から肺へと、まさに全身に菌がいき渡ることになります。歯周病と循環器系疾患・虚血性疾患・呼吸器系疾患・妊娠などの関連性は、既に様々な分野で言われています。

歯周病菌が動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす

口腔内の悪玉細菌が血液の中に入り、血管や身体にダメージを与える

虫歯菌や歯周病菌が増殖して、プラーク(歯垢)になります。このプラークは様々な細菌の温床となっており、「プロテアーゼ」という酵素を生み出し、口腔内の粘膜を破壊します。口腔内の粘膜は、ウイルスが体内に入るのを防ぐ防壁的な役割を賄っていますが、この「プロテアーゼ」が増えるにつれ口腔内の防壁が破壊されると、ウイルスが付着し体内への侵入を容易にしてしまいます。
つまり、口腔内の細菌が増えるとプロテアーゼが粘膜を壊してしまうので、少量のウイルスでも感染症にかかりやすくなってしまうということです。このようにして、感染症は発症します。

プロテアーゼが肺に入ってしまうと、肺にある肺胞(肺胞とは、直径0.3mmほどの小さな袋で、周りを毛細血管が網目のように取り囲んでいる気管支の先端にはある薄い膜でできた小さな袋のこと。) と呼ばれる組織が破壊されてしまい、肺炎になるリスクが高くなってしまいます。口や鼻から吸い込んだ空気が肺に行かなくても、先に述べたように血管からも肺に運ばれます。

口や鼻から吸い込まれた空気は、気道を通って、肺にある「肺胞」と呼ばれる袋状の部屋に運ばれます

歯周病菌の一種であるエンドトキシン(グラム陰性菌)が新型コロナウイルスの重症化や感染リスクを増加させる可能性があると言われ始めています。つまり、新型コロナウイルスの感染を防ぎ免疫力を高める為には、口腔内の細菌数を極力少ない状態に維持しておくことが重要です。

口腔内の細菌の増加を防ぐには、毎日のホームケアが大切です。日本人は、毎食後に歯磨きをする習慣がありますが、20%程度の磨き残しがあるという論文結果があります。ご自身で思われているほど、歯磨きができていないというのが現実です。実際、歯科医院で歯磨きチェックをされた後に、「こんなはずではない」という方がほとんどでしょう。歯磨きは時間をかけてすれば良いというものではありません。その為にも、歯科医院での予防処置は必要です。

歯ブラシの磨き残しが歯周病の始まり

歯周治療の流れ

初期検査

基本的な検査を行い歯周病の原因を調べます。レントゲン撮影や口腔内写真を撮影し、歯周ポケット等の深さを測定します。日頃、ご自身で行っているブラッシング方法で歯を磨いて頂き、ブラッシング方法が適正か確認します。

初期治療

歯の汚れや歯石を取り除きながら、歯肉の改善を目標とします。
歯石があるのは、適切なブラッシングができていないことが原因です。

再検査

歯周病の改善具合を確認します。歯石の除去や適切なブラッシングで歯周病が治らない場合は、外科治療が必要なこともあります。

外科治療(必要な方のみ)

初期治療で改善されない場合、外科手術を実施します。歯肉を切り、歯の根の先端や根と根の間に付着している歯石を除去します。

再検査(必要な方のみ)

外科治療による改善具合を確認します。